2016年3月3日木曜日

医師の余命宣言

ある方のブログです。私の友人達にもお伝えすることをお知らせしましたら喜んでおられました。ご参考にしていただければ嬉しいです。

それではお読み下さいませ。

人間の本来持っている自然治癒力は「心の治療」によって高めることができるとして、全国の医師・患者さんの注目を集める東大医学部出身の外科医がいます。その自然治癒力研究の老大家の著書の中で、興味を引かれた箇所をご紹介致します。

「人間の身体をバラバラにして、それぞれの臓器を『物』としてみる西洋医学は、いわば人間を機械仕掛けのロボットのように考えているのかも知れません。各臓器は機械の部品であり、部品が消耗すれば新しい部品に交換すればいいという考え方です。人工心臓であるとか臓器移植等と言ったものは、臓器を部品と考えなければ生まれて来ない発想であると思います」「そうした発想のもとに、医師が患者さんやその家族に対して『あと数カ月の命』という言い方をすることがよくあります。これはまるで、1カ月後か2カ月後には『電池』が切れて、機械が動かなくなるというような言い方です。そこには人間をひとつの生命体として捉えるという感覚がみられません。そればかりか『あと数カ月』という言い方は、患者さんから生きようとする力を奪い取り、自然治癒力に大きな悪影響を及ぼすことにもなるのです。医師は確かに何の根拠もなく『あと数カ月の命』と言っているわけではなく、統計や経験から割り出して判断しているはずですが、それにしてもこの言い方はあまりにもネガティブであり、人間の意識や生命力を無視した言い方である気がします」「患者さんは、家族や医師や看護士の言動から、それとなく自分の死が近いことを悟るものです。まわりがどんなに隠しておこうと思っても『場の共鳴』(その場の雰囲気)を感じて、必ず知ってしまいます。それぐらい患者さんはデリケートな状態におかれているわけですから、自分の余命を悟れば将来に希望を失い、活力を失い、場合によっては、半年、一年と生きのびるところを、宣告より短く1カ月か2カ月で命を落とすということにもなりかねないのです」「ですから私の場合は、まず『あと数カ月の命』とは言いません。家族の方から症状について尋ねられた時には『現在ガンはここまで進行していますから、厳しい状態にあることは間違いありませんが、まだまだ取るべき手段はあります。ぜひ希望を持って下さい』というような言い方をするようにしています。このように言われれば、家族の方も安心するものです。いろんな方策を取って、先生が何とかしてくれるだろうと思ってくれます。これが顔の表情や行動に現れますから、それを見て患者さんも安心し、気持ちが明るくなって行くという好循環が生まれるわけです」「昔から『病は気から』と言われるように、自信を持って自ら治そうという気力が出てくれば、自然治癒力も高まって、1カ月か2カ月の命だったものが、半年、一年とどんどん伸びて行くこともあるのです。『あと数カ月の命』という医者の宣告は、あてになりません。信ずべきは将来に希望の灯をともしている患者さん自身なのです」

高名なお医者様が「医者の『あと数カ月の命』はアテにならない」と書いてありましたのでびっくりしました。西洋医学と東洋医学を融合させて、さらに心を重要テーマとして研究された著書でしたので、一気に読破しました。「上座仏教」と通じる点もあり、分かりやすい実例も出ていますので、少しずつご紹介して行きましょう。

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